振込み状況は定期的に確認すべし(家賃滞納の話)

家賃の集金業務を不動産会社に任せている大家さんもいますが、自分の銀行口座に直接振込んでもらうという方式も選択している大家さんも多いです。

そんな貸主さんは毎月毎月、自分の口座をチェックし、入金状況を確認しなければなりません。

ところが、以外にチェックが甘かったりする大家さんも多く、そのツケが不動産会社に回ってくることも少なくないのです。

家賃集金を任されていない物件は、家賃の入金状況を不動産会社が把握することは出来ません

もちろん、話しの折に「借主さんで家賃が遅れている人はいませんか?」と尋ねてみたりするのも、私たち町の不動産屋の大事な業務であると思います。

大家さんも色々でして、「振込まれていて当たり前」と思って定期的に入金状況を確認していない人も多く、確定申告の時期にまとめてチェックしたりすると「Aさんの家賃が1ヶ月遅れている」なんて判明したりすることもあります。

その遅れていた時期が何ヶ月も前だったりすると、借主さんは振込んだ伝票を持っていなかったりして、私達(不動産会社)が大家さんの通帳のコピーを借主に見せたりして、その確認作業で手を焼いたりします。
(もちろん通帳のコピーは見せられない部分は黒く塗りつぶしたりするもんで、意外と面倒なんですよ)

「振込み忘れた借主が悪い」と言ってしまえばそれまでですが、定期的にチェックをするのも大家さんの義務であるように思います。

そして、大家さんも人間でして、借主さんの家賃が遅れていたりするのを黙認したりして、もう手に負えない状況になると不動産会社に連絡してきたりする人もいます。

これは借主さんの為にもなりません。

結局、未納分は「免除してあげる」という大家さんは99%いませんので、私達が話しをつけるハメになることがほとんど。

「免除してあげる」気持ちがないのなら(免除してあげる理由もありませんが)ドンドン催促するべきです。

自分で催促できないなら、早めに不動産会社に連絡をして何とかしてもらうべきなのです。

ただし、集金業務を依頼していない場合には「それは大家さんで催促して下さい」と言われても文句は言えません。

集金業務を依頼されていないのに不動産会社が催促するのは、あくまでも「サービスの一環」という立場です。
(これは私の知っている限りですので、不動産会社によるスタンスはまちまちだと思います)