お部屋を探してるお客様の中には
「礼金って不動産屋さんの収入でしょ?」とか
「敷金と礼金の違いは?」
耳にしたことはあっても、正確に理解していない人も多く見受けられます。
私たちプロからすれば知ってて当然なんですが
お客様のなかには、今まで賃貸とは無縁の人生だったお客様もいらっしゃいます。
礼金、敷金、手数料
まず簡単にまとめ。
礼金 → 貸主である大家さんの収入
敷金 → 貸主へ預けるお金
仲介手数料 → 不動産屋さんの収入
ざっくり言うとこんな感じ。
お金の流れ
礼金は大家さんの収入、と書きましたが、
「借主さん→大家さん」 と流れたお金が
「大家さん→不動産屋」 と最終的に不動産屋の収入になる場合があります。
お部屋探しを実際にされた人で「案内してくれた不動産屋」と「契約をする不動産屋」が別々だったという経験をされた方もいらっしゃると思います。
この契約の場合、不動産屋が2社 介在していることになります。
という事は、この不動産屋の間の話として
「手数料はどうするべか?」みたいな問題が生じます。
(※実際には問題は生じず、事前に取り決めがなされてます)
一般的な不動産屋の取り分は
案内してくれた不動産屋 → A不動産
契約をする不動産屋 → B不動産
とした場合
A不動産は借主から仲介手数料を頂く。
B不動産は大家さんから報酬を頂く。
こんな感じになるわけです。
ですから、大家さんはB不動産に礼金として貰った収入の中から賃料の1ヶ月分を支払うこととなり、「礼金が最終的に不動産屋の収入になることがある」という訳です。
具体的には、A不動産、B不動産は共に賃料の1ヶ月分が収入となるのが一般的だと思います。
昔と今の報酬相場
昔は仲介手数料の1ヶ月分を2社で分け合ってた時代もありました。
昨今、賃料の0.5ヶ月分の報酬では不動産営業マンは案内しませんし、そもそも、そんな報酬の物件を最近は見たことがありません。