賃貸物件とは切っても切れない壁紙(クロス)。
入居者が入れ替われば、壁紙を貼り替えるケースが多いですね。
そんな日本の壁紙市場の主要5社で話し合いをして、価格を釣り上げていたという誠にケシカランニュースが入ってきました。
これは、貸主は怒るべき。
だって壁紙の交換の費用負担はほとんどが貸主だから。
以下 YOMIURI ONLINE より
配信日時: 2015年05月26日 14時48分
住宅などで使われる壁紙の販売で価格カルテルを結んでいた疑いが強まったとして、公正取引委員会は26日午前、独占禁止法違反(不当な取引制限)の疑いで、壁紙販売大手のサンゲツ(名古屋市西区)、シンコール(同市中川区)、リリカラ(東京都新宿区)など主要5社に立ち入り検査に入った。
市場規模が約1100億円に上る壁紙業界への公取委の立ち入り検査は初めて。
立ち入り検査の対象となっているのは、3社とルノン(東京都品川区)、トキワ産業(同)の主要5社と、シンコールの子会社10社の計15社。主要5社のシェア(市場占有率)は約9割となっている。関係者によると、5社は2014年6月、壁紙の販売価格を1割程度値上げしたが、同年5月下旬までに、ある社が他社の幹部と個別に連絡を取り合ったり、数社で会合を開いて相談したりして値上げ時期などを話し合い、競争を制限した疑いが持たれている。