嫌われる部屋探しのお客さんの傾向

私たち不動産屋は、部屋探しのお客さんが実際に契約してくれて、初めて収入を得られる成功報酬型の商売です。

それ故に、契約に至る可能性があまりにも低いお客さんとは距離をおいてしまうのが現状です。

では、どのようなお客さんが嫌われるのか?

入居希望日が何ヶ月も先

「早く探せば良い部屋が見つかる」という理論で部屋探しをされるお客さんは非常に多いです。

私たち側から反論させて頂くと、もし、良い部屋にめぐり逢ったとして、

「その部屋を確保しておく為に住まない期間も賃料を支払い続けることが可能ですか?」

フリーレント〇ヶ月!という物件もありますが、それはまだまだ少数。

賃料の発生はそんなに遅くは出来ないのです。

実際問題として住んでいない間の賃料を支払うというお客さんは、ほとんどいないと言ってよいでしょう。

部屋探しに真剣さが感じられない

明らかに「買物の帰りにちょっと寄ってみた」という姿勢で部屋探しをされるお客さんがいらっしゃいます。

こういったお客さんは、良い物件を提供しても契約に至ることは稀です。

買物袋を抱えて不動産屋に来るのはお奨めしません。

良い部屋があれば決めたい

「現在の住まいに満足はしているが、より良い条件の部屋があれば移りたい」

こんな「部屋探し好き」なお客様も結構いらっしゃいます。

しかし、引っ越す必要性がない人が部屋探しをしても、ほとんど契約してくれません。

とにかく多くの物件を見たい

自分の希望条件が自分でも分かっていないお客さんは、とかく多くの部屋を見たがります。

前述したように、不動産屋は成功報酬ですので、契約に至らないと収入に結びつきません。

「見れる物件を全て見たい」なんてのは、洋服屋に行って全ての洋服を試着するようなもの。

「とにかく多くの部屋を見たい」というのは不動産屋には好まれません

嫌われない為には?

不動産屋も人間ですから、あまりにも横柄なお客さんは嫌われます。

そしてビジネスですから、あまりにも可能性の低いお客さんは敬遠してしまうのは当然だと思います。

あなたが本当に良い部屋に巡り逢いたいのでしたら、不動産屋と良好な関係を築くことは不可欠です。

その為には前述した「嫌われ客」にならないようにする事が、良い物件と出会う近道なのです。